※本記事はプロモーションを含みます
『超かぐや姫!』に、映画より前から存在する原作小説・原作漫画はありません。物語の出発点は山下清悟監督のオリジナルアニメーション映画で、小説はノベライズ、漫画はコミカライズです。
書店の商品ページで「原作:スタジオクロマト・スタジオコロリド」の文字を見つけると、指が止まります。「別に原作本がある?」「竹取物語を先に読む?」と検索タブが増えていくところですが、そこまで複雑ではありません。
まず全体像だけ整理すると、こうなります。
作品・書籍 位置づけ 主な担当 公開・発売
Netflix映画『超かぐや姫!』 オリジナルアニメーション/物語の起点 監督:山下清悟/制作:スタジオコロリド・スタジオクロマト 2026年1月22日
小説『超かぐや姫!』 映画のノベライズ 著:桐山なると/原作表記:スタジオクロマト・スタジオコロリド 2026年1月30日
漫画『超かぐや姫!(1)』 アニメのコミカライズ 漫画:米田タロウ/原作表記:スタジオクロマト・スタジオコロリド 2026年2月10日
『超かぐや姫! 公式ガイドブック ハッピーエンドのその先へ!』 作品世界・制作情報を扱う公式ガイド 編:ニュータイプ編集部 2026年1月30日
結論だけ知りたいなら、ここまでで十分です。
読む・見る順番で迷った場合は、映画→小説→漫画を基本にし、制作資料やインタビューまで読みたければ公式ガイドブックを加えると位置づけが崩れません。
超かぐや姫に原作はある?映画が物語の出発点になった経緯
『超かぐや姫!』は、小説や漫画を映像化した作品ではありません。
Netflixは2025年11月5日の発表で、本作を山下清悟監督の初長編監督作品であり「オリジナルアニメーション」と案内しています。Netflix映画として2026年1月22日に世界独占配信されました。About Netflix+1
アニメーション制作を担当したのはスタジオコロリドとスタジオクロマトです。
キャラクターデザインには、へちまと永江彰浩が参加。作品の中心には月から来た少女・かぐやと酒寄彩葉がいて、仮想空間「ツクヨミ」での活動や音楽が物語へ組み込まれています。About Netflix
ここから分かるのは、「原作本を探してからNetflixを開く」という作品ではないことです。
検索画面で「超かぐや姫 原作」と打つと、本、小説、漫画、竹取物語が横一列に並びます。しかし時系列を一本の線にすると、最初に置かれるのはNetflix映画です。
映画の8日後となる2026年1月30日には、ファミ通文庫から小説『超かぐや姫!』が発売されました。
KADOKAWAの商品情報では、原作としてスタジオクロマト・スタジオコロリド、著者として桐山なると、口絵・本文イラストとしてうらたあさおが記載されています。文庫判324ページです。KADOKAWAオフィシャルサイト
さらに2026年2月10日には、米田タロウが漫画を担当する『超かぐや姫!(1)』が発売されました。
KADOKAWA自身がこの漫画を「話題のアニメをコミカライズ」と案内しており、第1巻はB6判180ページ。つまり、漫画を先に連載して、その人気を受けて映画が作られたという関係ではありません。KADOKAWAオフィシャルサイト
「原作」という一語だけ追うと迷路に入ります。
見るべきなのは、その作品が「オリジナルアニメーション」「ノベライズ」「コミカライズ」のどれとして公式に案内されているか。ここを確認すれば、かなり短時間で関係を判定できます。
超かぐや姫と竹取物語の関係は?原作ではなく古典を踏まえた作品
「超かぐや姫」という名前から、『竹取物語』がそのまま原作なのでは、と考えるのは自然です。
ただし、『超かぐや姫!』を古典『竹取物語』の物語をそのままアニメ化した作品として扱うのは正確ではありません。
Netflix公式は、本作を「古典『竹取物語』にちなんだストーリー」と紹介しています。About Netflix
ここで使われている「ちなんだ」という位置づけがポイントです。
古典で知られる「かぐや姫」「月」といったモチーフを踏まえながら、『超かぐや姫!』には酒寄彩葉、仮想空間「ツクヨミ」、ライバー活動、バーチャルアイドル、現代の音楽文化といった独自の仕掛けが置かれています。
小説版の商品紹介でも、酒寄彩葉が七色に輝くゲーミング電柱から現れた赤ん坊を拾い、その少女を「かぐや」と名付ける流れが紹介されています。
さらに、かぐや自身が『竹取物語』の結末を知っていることも示されており、この時点でも古典そのものを再演するだけの構造とは違うことが分かります。KADOKAWAオフィシャルサイト
これはかなり面白い距離の取り方です。
『竹取物語』が作品世界の外にある原典として存在するだけでなく、『超かぐや姫!』側からも意識される構造になっています。そのため、「原作=竹取物語」と一本線で結ぶより、「古典を踏まえて新しい物語を作った」と整理したほうが実態に近いですね。
昔話を読み終えるまでNetflixの再生ボタンを押せない、という関係でもありません。
むしろ『竹取物語』を知っている人なら元のモチーフとの差を拾え、知らなくても『超かぐや姫!』の物語から入れる。この二重の入口がタイトルの仕掛けになっています。
個人的には、「かぐや姫」という名前だけを見て古典の現代版だと決めつけないほうが、この作品はつかみやすいと考えます。
画面を開けば、月だけではなくネオンのような仮想空間が広がり、ライブステージと歌が動き出す。その時点で、昔話の挿絵をめくる感覚とは別の作品です。
超かぐや姫の映画・小説・漫画・公式ガイドブックは何が違う?
映画、小説、漫画だけでなく、『超かぐや姫!』には公式ガイドブックもあります。
ここを一緒に整理しておくと、「本屋で見つけたこの本も原作?」という迷いを減らせます。
映画は、企画の中心となるオリジナルアニメーションです。
Netflixは『超かぐや姫!』を「音楽アニメーションプロジェクト」と位置づけ、ryo(supercell)、kz(livetune)、40mP、HoneyWorks、Aqu3ra、yuigotが楽曲提供者として参加したことを公表しています。About Netflix+1
さらに、仮想空間「ツクヨミ」でのライブステージ、3Dカメラワークを使ったアクション、歌を通じて描かれる少女たちの関係が映像の中に組み込まれています。About Netflix
この作品で映画から入る意味は、単に「発売が一番早いから」ではありません。
映像、声、楽曲、カメラの移動、ライブ空間が同時に立ち上がるよう設計されているためです。
小説版は、その映画を文章で追うノベライズです。
KADOKAWA公式では2026年1月30日発売、桐山なると著、文庫判324ページと確認できます。KADOKAWAオフィシャルサイト
映画では画面と音が一定速度で進みますが、小説では人物名や出来事の前でページを止められます。
とくに「ツクヨミ」「ライバー」「かぐやと彩葉の関係」などを自分の速度で並べ直したい人には、小説という媒体が合います。
漫画版は米田タロウが担当するコミカライズです。
単行本第1巻は2026年2月10日発売、B6判180ページ。KADOKAWAの商品ページにも「話題のアニメをコミカライズ」と明記されています。KADOKAWAオフィシャルサイト
文章を追うより、人物の表情や位置関係をコマで確認したい場合はこちらが入りやすいでしょう。
映画を一度見たあと、気になった場面までページをめくり、コマの中で止まる。映像とは違う速度で同じ企画へ戻れる媒体です。
そして見落としやすいのが、『超かぐや姫! 公式ガイドブック ハッピーエンドのその先へ!』です。
ニュータイプ編集部が編者を務め、2026年1月30日にKADOKAWAから発売。B5判80ページで、KADOKAWAは世界観、楽曲、キャスト、スタッフインタビューなどを収録する公式ガイドブックとして案内しています。KADOKAWAオフィシャルサイト+1
したがって、これは小説版のように物語を文章化した本ではありません。
「映画のストーリーを読む本」を探しているなら小説、「制作側の話や作品資料を見たい」なら公式ガイドブック。ここを分けると本選びで迷いません。

ここで検索するときに起きやすい“バグ”があります。
商品ページの「原作」という二文字だけを見て、そのままブラウザバックして「やっぱり原作本がある」と決めてしまうことです。筆者としても作品展開を調べる際、この表記だけで判定しないようにしています。
映画側では「オリジナルアニメーション」。
小説側では映画企画を基にした書籍。
漫画側では「コミカライズ」。
公式ガイドブックは制作資料やインタビューを含む別種の関連書籍です。
一冊ずつ名前だけを見るより、「何のために作られた媒体か」を横に並べたほうが関係は早く見えてきます。
超かぐや姫の読む順番は?映画→小説→漫画を基本にすれば迷わない
『超かぐや姫!』を全部見たい場合、筆者が基準にする順番は映画→小説→漫画です。
公式ガイドブックまで読むなら、映画を見終えたあとに挟むのが分かりやすいでしょう。
発売日を機械的に並べるためではありません。
最初に映像作品として設計された「ツクヨミの空間」「ライブ」「楽曲」「人物の動き」を受け取り、そのあと文章と漫画でたどり直せるからです。
映画では、ryo(supercell)、kz(livetune)、40mP、HoneyWorks、Aqu3ra、yuigotらの楽曲とアニメーションが同時に流れます。About Netflix
ここを小説だけで先に知った場合、物語は追えても、「音楽アニメーション」として作られた部分はまだ頭の中の想像です。
映画を先にすると、その音と画面が基準になります。
そのあと小説を開けば、324ページの文章の中で出来事を自分の速度に落とせます。
続いて漫画へ進めば、映像とも文章とも違うコマ割りで人物や場面を見直せます。
これは、原作小説を全部読んでからアニメへ進むタイプの作品とは順序の考え方が逆です。
「原作を読んでいない状態で映画を見るのは、ひのきの棒でラスボスの前に立つようなもの」と構える必要はありません。そもそも、その“装備品としての原作本”が映画より前にはないからです。
ただし、映画→小説→漫画は強制ルートではありません。
文章を読むほうが速い人なら小説からでも話には入れますし、絵で人物を覚えたい人なら漫画から手に取る選択もあります。
それでも「何も知らない状態から一つだけ選んで」と聞かれれば、映画です。
理由は「公式が映画をオリジナルアニメーションとして位置づけている」という事実に加え、本作固有の音楽・ライブ・仮想空間という設計を一度に受け取れるからです。
公式ガイドブックだけは役割が少し違います。
物語を最初から追うための本ではなく、映画を見たあとに世界観やスタッフの話へ踏み込む本なので、「読む順番」の本線からは外して考えるとすっきりします。KADOKAWAも同書を画集・ファンブックとして分類しています。KADOKAWAオフィシャルサイト
映画を見終えた夜、画面を閉じる。
そこで人物を文章でもう一度追いたくなれば小説、表情をコマで見たくなれば漫画、作り手側までのぞきたくなればガイドブック。
三冊を先に机へ積んでからスタートする作品ではありません。
超かぐや姫の原作表記と音楽アニメーションから作品設計をどう見る?
ここからは、公式情報を踏まえた筆者の見方です。
『超かぐや姫!』を調べていて最も引っかかりやすいのは、小説と漫画にある「原作:スタジオクロマト・スタジオコロリド」というクレジットです。
この表記だけを切り取れば、「このスタジオによる別の原作があり、それをNetflixが映画化した」とも読めそうです。
しかし公式情報を横断すると、その解釈では時系列が合いません。
Netflixは映画そのものを「オリジナルアニメーション」と説明しています。KADOKAWAでは小説を書いた人物として桐山なるとを記載し、漫画については米田タロウによる「アニメをコミカライズ」と説明しています。About Netflix+2KADOKAWAオフィシャルサイト+2
したがって、商品ページの「原作」表記を「映画より前に刊行された原作本」という意味で読むことはできません。
ここは推測でクレジットの語義を説明するより、確認できる事実を組み合わせるほうが安全です。
映画はオリジナルアニメーション。
小説は映画企画をもとに展開された書籍。
漫画はアニメのコミカライズ。
この三つが公式情報から確認できる範囲の答えです。
そして筆者が『超かぐや姫!』固有の設計として注目したいのは、映画を中心に置く理由が「最初に公開されたから」だけではない点です。
一つ目は、作品自体が音楽アニメーションとして打ち出されていること。
ボカロ文化と結びつきの深い複数のクリエイターが楽曲提供に参加しており、歌が単なる背景音ではなく、作品を形作る材料になっています。About Netflix+1
二つ目は、物語の舞台として仮想空間「ツクヨミ」が置かれていることです。
Netflixはこの空間でのライブステージと3Dカメラワークによる映像表現を作品紹介の段階から前面に出しています。About Netflix
つまり、文字だけで設定を説明することと、「空間が動くところを見ること」の差が大きい作品です。
三つ目は、『竹取物語』という誰もが名前を聞いたことのある古典と、ボカロ、ライバー、仮想空間という現在のネット文化を同じ一本の映画へ載せていること。
月から来たかぐや姫という輪郭を残しながら、画面の向こうにはステージと配信文化が現れる。この落差そのものが映像企画として機能しています。
ここで主役が交代します。
原作を探している人は最初、「どの本から履修すれば間違えないか」を探しています。しかし調べ終わるころには、「映画を見たあと、自分は何をもう一度拾いたいか」で次の媒体を選べる状態になる。
小説なら文章。
漫画ならコマ。
公式ガイドブックなら制作背景です。
ゲームでいえば、正しい攻略ルートを探していたはずが、最初の分岐点でもう好きな道を選べると分かる感覚に近いですね。
筆者としては、この作品を「原作と映像の優劣」で比べるより、一つのオリジナルアニメーションから媒体が枝分かれした作品として見るほうが筋が通っていると考えます。
同じ『超かぐや姫!』という名前が本棚に何冊も並んでいても、役割まで同じではありません。
超かぐや姫の原作と読む順番は映画を起点に整理すれば分かる
『超かぐや姫!』には、映画より前に刊行され、その内容をアニメ化した原作小説・原作漫画は確認できません。
Netflixがオリジナルアニメーションとして発表した山下清悟監督の映画が、2026年1月22日に世界独占配信されています。About Netflix
その後、2026年1月30日に桐山なるとの小説版が発売され、2026年2月10日に米田タロウによる漫画単行本第1巻が発売されました。KADOKAWAオフィシャルサイト+1
さらに同年1月30日にはニュータイプ編集部による公式ガイドブックも発売されていますが、こちらは物語を追うノベライズではなく、世界観や楽曲、キャスト、スタッフインタビューなどを扱う本です。KADOKAWAオフィシャルサイト+1
『竹取物語』は作品につながる古典ですが、Netflix公式の表現も「古典『竹取物語』にちなんだストーリー」です。古典を先に全編読まなければ映画へ進めないという関係ではありません。About Netflix
迷ったら、映画を最初に見る。
そのあと、文章でもう一度追いたければ小説、コマで見直したければ漫画、制作側まで知りたくなれば公式ガイドブック。
この一本だけ覚えておけば、「原作はどれ?」と検索窓を何度も往復する必要はなくなります。
個人的には、『超かぐや姫!』は順番を完璧にそろえてから触れるより、映画を入口にして気になった方向へ枝を伸ばすほうが作品の展開に合っています。
再生を終えて画面が暗くなったあと、机の端に置いた小説を開くのか、漫画のページをめくるのか。それともガイドブックで作り手の話を読むのか。
そこから先は「原作を読まなければ」という宿題ではなく、映画で拾ったものをもう一度見に行く時間です。
よくある質問|超かぐや姫の原作・小説・漫画・読む順番
超かぐや姫の原作は小説ですか?
いいえ。
Netflixは映画『超かぐや姫!』をオリジナルアニメーションとして発表しています。小説『超かぐや姫!』は桐山なるとが執筆し、2026年1月30日にKADOKAWAから発売された書籍版です。About Netflix+1
超かぐや姫の原作は竹取物語ですか?
『竹取物語』と関係はありますが、その内容をそのまま映画化した作品ではありません。
Netflix公式は「古典『竹取物語』にちなんだストーリー」と案内しており、『超かぐや姫!』では酒寄彩葉、仮想空間「ツクヨミ」、ライバー、音楽など独自の設定が展開されます。About Netflix
超かぐや姫は映画・小説・漫画のどれから見るのがいいですか?
迷った場合は映画からが分かりやすいです。
映画がオリジナルアニメーションとして企画の中心にあり、音楽、ライブ演出、仮想空間「ツクヨミ」を映像と音でまとめて受け取れます。そのあと小説か漫画へ進めば、同じ企画を別の速度でたどれます。
超かぐや姫の公式ガイドブックは原作ですか?
原作小説ではありません。
『超かぐや姫! 公式ガイドブック ハッピーエンドのその先へ!』はニュータイプ編集部編、2026年1月30日発売のB5判80ページの公式ガイドブックで、世界観、楽曲、キャスト、スタッフインタビューなどを扱う本として案内されています。KADOKAWAオフィシャルサイト+1
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