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『桃源暗鬼』で鬼側の情報を桃太郎機関へ流していた裏切り者は、羅刹学園の遊摺部従児です。 ただし、桃太郎側へ自発的に寝返った人物として理解すると、後に明かされる真相とズレます。
遊摺部は病気の妹・文乃を救うために桃太郎機関へ情報を渡していました。さらに物語が進むと、文乃の生死と桃際右京による認識への干渉まで判明します。
原作では20巻から内通者問題が本格化し、21〜24巻にかけて遊摺部と右京をめぐる核心へ進みます。秋田書店も20巻を「桃と内通している鬼がいる疑惑」、21巻を「鬼にスパイがいた」、22巻を四季と遊摺部が対面して「驚愕の事実」が明らかになる巻として紹介しています。
この記事では、誰が裏切ったのかだけでなく、いつ疑惑が確定したのか、なぜ遊摺部が内通したのか、文乃の真相を知った後にどう読むべきかまで、順番を崩さず整理します。
桃源暗鬼の裏切り者は誰?正体は遊摺部従児
鬼機関側の内通者として明らかになる人物は、遊摺部従児です。
遊摺部は一ノ瀬四季、皇后崎迅、屏風ヶ浦帆稀たちと同じ羅刹学園で行動してきた生徒。アニメ版では花江夏樹さんが声を担当しています。アニメ公式でも羅刹学園側の主要人物として紹介されています。
この正体が厄介なのは、登場直後から露骨に怪しい人物として配置されていないことです。
遊摺部は索敵を得意とする血蝕解放を使い、仲間の位置や周囲の状況を把握する役割を担います。戦闘の中心で派手に目立つより、味方を支える側にいる人物です。
性格だけを見ても「いずれ裏切りそうな人物」と判断できる材料は多くありません。
だから原作では、遊摺部の表情や性格ではなく、桃太郎機関が知っているはずのない情報を持っているという側から内通者問題が始まります。
ここを逆に読まないことが重要です。
「遊摺部が怪しいから情報漏洩が疑われた」のではありません。
先に「内部情報が漏れている」という異常があり、その後に遊摺部へ証拠が集まっていきます。
秋田書店による原作20巻の紹介でも、華厳の滝での戦いを終えた四季たちが杉並・高円寺へ向かい、桃太郎側に鬼の能力が筒抜けだったことから「桃と内通している鬼」の疑惑が浮上すると説明されています。20巻には第169話から第177話が収録され、この段階から裏切り者問題が前面に出てきます。
つまり、「桃源暗鬼の裏切り者は誰?」への答えは遊摺部従児。
ただし、本当に見るべきなのは名前よりも、その正体が判明するまでの証拠の積み上げです。
遊摺部の裏切りはいつ判明する?20巻から疑惑が具体化する
遊摺部をめぐる内通者問題は、原作20巻の杉並・高円寺を舞台にした戦いから急速に具体化します。
20巻には第169話「暗殺」から第177話までが収録され、秋田書店の公式紹介でも、この巻の時点で「桃と内通している鬼」がいること自体が物語の大きな焦点になっています。
桃太郎機関側が、鬼側の能力や内部事情を把握している。
それだけなら、偵察や過去の戦闘から情報を集めた可能性も残ります。
問題は、その情報量が外部調査だけでは説明できない段階へ進むことです。
鬼側の行動や能力だけでなく、本来なら内部の人間しか扱えない情報まで桃太郎側の作戦に反映される。ここで疑う対象は「強そうな人物」「無口な人物」ではなく、情報へアクセスできる人物に絞られます。
遊摺部への疑惑を強めるのが皇后崎迅です。
戦場で桃太郎側が遊摺部へ通常とは異なる反応を見せたことで、皇后崎は違和感を拾います。
敵対組織同士の戦闘中に、一人だけ扱いが違う。
これは遊摺部本人の性格とは関係ありません。
桃太郎側が遊摺部をどう扱ったかが、疑いの根拠になります。
やがて四季と皇后崎は、遊摺部が鬼側の情報を持ち出していたことを知ります。
ここで初めて「内通者がいる」という問題と「遊摺部」という人物が一本につながります。
原作21巻になると、秋田書店の紹介文にも「鬼にスパイがいたことで桃による鬼の殲滅作戦が決行」と明記されます。四季は拘束され、首謀者である桃際右京と対峙する流れへ入ります。
時系列を短く整理すると、こうです。
- 20巻で桃太郎側への情報漏洩が問題になる
- 皇后崎が戦場で遊摺部への不自然な対応に気付く
- 遊摺部が内通していた事実が発覚する
- 21巻以降、桃際右京と遊摺部の関係が本格的に描かれる
- 22巻で四季と遊摺部が対面し、文乃をめぐる核心へ進む
ここで面白いのは、犯人探しを「怪しい人物を当てるゲーム」にしていないところです。
遊摺部の正体は、性格から見抜くものではありません。
敵が知っている情報と、敵が遊摺部に見せた反応を照合すると答えが出る。
筆者としては、この作り方が『桃源暗鬼』の内通者編を見るうえで最も重要だと考えています。
キャラクターの雰囲気ではなく、情報の流れそのものが証拠になっているからです。
遊摺部はなぜ裏切った?理由は妹・文乃を救うため
遊摺部が桃太郎機関に協力した出発点には、妹・文乃の存在があります。
遊摺部は、病気を抱えた文乃を救うために桃太郎側と関係を持ち、鬼側の情報を渡す立場になります。
ここで「裏切った」という事実と「桃太郎側へ寝返った」という解釈は分けた方が整理できます。
遊摺部は実際に鬼側の情報を流しています。
四季も桃太郎側の標的となり、遊摺部は仲間に重大な危険を与える側へ回りました。
行為だけを見れば内通です。
事情が判明したから、情報漏洩そのものが消えるわけではありません。
ただし、遊摺部が欲しかったのは桃太郎機関の勝利ではありません。
文乃を救える状態です。
ここが同じ「裏切り」という言葉で処理すると抜け落ちます。
遊摺部は鬼を憎んで桃太郎側へ移った人物ではなく、自分にとって優先順位の最上位にいる妹を守るため、仲間を危険にさらす選択を続けていました。
その選択が正しいかどうかと、なぜ選んだのかは別問題です。
『桃源暗鬼』はそこを分離して描きます。
21巻では内通者発覚後の高円寺で戦闘が拡大し、22巻では右京に捕らわれていた四季が遊摺部と対面します。秋田書店は22巻について、その場で「驚愕の事実」が待ち受けると紹介しており、ここから遊摺部の行動を支えていた前提そのものが崩れていきます。

遊摺部を見るとき、もう一つ拾っておきたいのが「制服デート」の話です。
序盤だけを読むと、遊摺部らしい軽い話題として流せます。
後から文乃との関係が分かると、その言葉の意味が変わります。
重要なのは、この会話が「俺は裏切り者だ」と知らせる伏線ではないことです。
遊摺部が何を大切にしている人物なのかを、正体発覚より前から置いている。
だから真相を知った後に読み返すと、怪しかった言動が増えるのではありません。
何でもなかった言葉の意味が増えます。
筆者としては、ここが遊摺部編の一番うまい部分です。
裏切り者であることを示す伏線と、裏切った理由を示す伏線を別々に置いているため、正体を知った後でも序盤の会話を別の角度から読み直せます。
文乃の真相は?遊摺部が信じていた前提そのものが崩れる
遊摺部の内通を理解するうえで最大の転換点は、妹・文乃がすでに死亡していたことです。
遊摺部は妹のために桃太郎機関へ協力していました。
ところが、その「妹を救う」という前提自体が現実とは一致していませんでした。
遊摺部が認識していた文乃には、桃際右京の能力が関係しています。
ここは「洗脳」という一語だけで片付けるより、何が起きていたのかを分けた方が正確です。
右京は遊摺部の認識へ干渉し、文乃が生きている状態を本人に認識させていました。
つまり、遊摺部自身の人格を消して桃太郎機関の命令だけを実行する人形にしていた、という単純な構造ではありません。
遊摺部は自分で考えています。
仲間に対する思いも残っています。
そのうえで「文乃を救わなければならない」という判断の土台に、現実とは異なる認識が入り込んでいました。
秋田書店の24巻公式紹介でも、右京による遊摺部への状態を「洗脳」と表現し、妹の死という現実を受け入れられない遊摺部が、その解除を拒否する展開だと明記されています。
そのため、本記事では作中で何が起きたかを説明するときは「幻覚」「認識への干渉」と具体化し、出版社が24巻を説明する際に使っている語としてのみ「洗脳」を扱います。
整理すると、遊摺部の状態は次のようになります。
確認点 作中で分かること
鬼側から情報を流した人物 遊摺部従児
内通した直接の理由 妹・文乃を救うため
桃太郎側と目的が同じだったか 桃太郎機関の勝利そのものが目的ではない
文乃の状態 すでに死亡していた
遊摺部の認識 文乃が生きているという現実と異なる状態を認識していた
その認識に関係した人物 桃際右京
情報漏洩の事実 背景が判明しても消えない
ここで読者の認識は二度更新されます。
最初は「味方の中に裏切り者がいた」。
次に「裏切り者には妹を救う理由があった」。
そこで終わらず、「そもそも妹を救えるという条件自体が成立していなかった」と変わります。
だから遊摺部を「かわいそうだから無罪」「裏切ったから完全な敵」のどちらか一方へ寄せると、作中で起きたことを削ってしまいます。
彼がしたことは残る。
同時に、その行動を続けるための前提には右京の干渉があった。
この二つを同時に置く必要があります。
22巻で四季と遊摺部の対面を描き、23巻を挟んで24巻で右京との戦いと遊摺部の認識の問題を処理するため、真相を追うなら20巻だけでは止められません。遊摺部の内通発覚からその意味が変わるところまで読むなら、20〜24巻を一続きとして扱うのが自然です。
遊摺部はその後どうなる?25巻では疑惑を晴らすため松本へ向かう
遊摺部の問題は、文乃の真相が判明しただけでは終了しません。
鬼側の情報を桃太郎機関へ流していた以上、「なぜやったのか」が分かっても組織側には確認すべき問題が残るからです。
原作24巻では、四季と桃際右京の戦いが決着。
同巻の公式紹介では、右京による遊摺部への「洗脳」を解除しようとする一方、遊摺部自身が妹の死を受け入れきれず解除を拒む流れが説明されています。
ここで物語は「敵を倒せば遊摺部が元通りになる」という処理をしません。
右京がいなくなれば終わる問題ではなく、遊摺部本人が文乃の死という現実を受け止めなければならないからです。
その後、25巻では四季、無陀野無人、皇后崎迅が長野県松本市へ向かいます。
目的は、遊摺部への疑惑を晴らすため、記憶透視ができる鬼に会うこと。
これは秋田書店の25巻公式紹介にも明記されています。
ここは以前の記事より慎重に整理しておきます。
「万昴によって即座に無罪が確定し、そのまま何事もなく学園へ復帰した」と一文で処理すると、途中の確認過程を飛ばします。
公式紹介で確認できる25巻時点の重要事項は、四季たちが遊摺部への疑惑を晴らすために、記憶透視ができる鬼を求めて松本へ向かうことです。
したがって、裏切り者編を追う区切りは次のように見ると混乱しません。
- 20巻:内通者の疑惑と正体が問題になる
- 21巻:内通発覚後、高円寺で事態が拡大する
- 22巻:四季と遊摺部が対面し、文乃をめぐる核心へ入る
- 24巻:右京との戦いが決着し、遊摺部の認識操作をどう解除するかが問題になる
- 25巻:遊摺部への疑惑を晴らすため、記憶透視ができる鬼を求めて松本へ向かう
ここまで見ると、このエピソードの焦点が「犯人を当てること」だけではないと分かります。
裏切り者が判明した後の方が長い。
誰が情報を漏らしたのかより、その人物を組織がどう扱うのか、本人の意思と操作された認識をどう切り分けるのかへ話が移っていきます。
筆者としては、この構造こそ遊摺部編の独自性だと見ています。
一般的な内通者展開では、「正体が判明する瞬間」が最大の山場になりがちです。
『桃源暗鬼』では正体発覚後に、その人物を裁くための前提まで崩します。
遊摺部は情報を流していた。
だから事実だけなら裏切り者です。
ところが判断しようとすると、「本人が何を現実だと認識していたのか」を確認しなければならない。
敵味方の問題だった話が、責任をどこまで本人へ帰属させられるかという問題へ変わります。
この変化を追うと、遊摺部編は「実は味方がスパイでした」という一発ネタでは終わりません。
アニメで遊摺部の裏切りはどこまで見られる?
2026年10月1日時点では、遊摺部の内通発覚から文乃の真相までをアニメだけで最後まで確認できる状態ではありません。
TVアニメ『桃源暗鬼』は第一期「京都編」「練馬編」が放送済みで、第二期「日光・華厳の滝編」が2026年10月2日23時30分から日本テレビ系で放送開始します。公式サイトでは第二期が全国30局ネットで放送されることも案内されています。
第二期の最速配信は、ABEMA、dアニメストア、U-NEXT、アニメ放題。
10月2日24時30分から配信されます。
DMM TVを含む各見放題サービスでは、10月5日24時30分から順次配信予定です。アニメ公式サイトはDMM TVを「見放題配信」の対象サービスとして掲載しています。
ここで目的を分けてください。
アニメ化済みの遊摺部の人物像や、四季たちとの関係を見直したいなら配信版で追えます。
「裏切り者が遊摺部だと発覚するところから、文乃と右京をめぐる真相まで今すぐ全部見たい」のであれば、現在のアニメ範囲では足りません。
原作では裏切り者問題が20巻以降で本格化します。
第二期は日光・華厳の滝編から始まるため、裏切りの真相だけが目的なら原作20巻以降を確認する方が目的へ直接進めます。
DMM TVの料金、無料体験、登録手順までこの記事で広げる必要はありません。
『桃源暗鬼』を見る目的で確認するなら、「見たいシリーズが現在の見放題対象に含まれているか」と「配信開始日」の2点で十分です。
アニメ化済みの『桃源暗鬼』を見直したい場合は、現在の配信対象を確認してから選べます。
👉 DMM TVで『桃源暗鬼』の配信対象を確認する
↓↓↓
https://t.afi-b.com/visit.php?a=514357d-c471067O&p=B9587313
まとめ|裏切り者は遊摺部だが、見るべきは「何をしたか」と「何を信じていたか」
『桃源暗鬼』で鬼側の情報を桃太郎機関へ流していた裏切り者は、遊摺部従児です。
原作20巻から内通者問題が本格化し、21巻でスパイ発覚後の高円寺戦、22巻以降で遊摺部と妹・文乃、桃際右京をめぐる真相へ進みます。24巻では右京による遊摺部への「洗脳」をどう解除するかが焦点となり、25巻では疑惑を晴らすため記憶透視ができる鬼を求めて松本へ向かいます。
遊摺部が鬼側の情報を渡していた事実は消えません。
同時に、彼の目的は桃太郎機関への忠誠ではなく、病気の妹・文乃を救うことでした。
その文乃はすでに死亡しており、遊摺部は右京の能力によって現実とは異なる認識を持たされていました。
このエピソードで分けるべきなのは、「裏切ったか」「裏切っていないか」だけではありません。
遊摺部が実際に行ったことと、その判断をするとき何を事実だと信じていたのか。
この二つを分けると、なぜ正体発覚後も物語が続くのかが見えてきます。
序盤を読み直すなら、怪しい表情を探す必要はありません。
遊摺部が繰り返していた制服デートのような一見軽い会話に注目すると、正体ではなく「何のためなら仲間を敵に回す人物だったのか」という別の伏線を拾えます。
そこまで確認して初めて、「桃源暗鬼の裏切り者は遊摺部従児」という答えの中身がつながります。
よくある質問
桃源暗鬼の裏切り者は結局誰ですか?
鬼側から桃太郎機関へ情報を流していた人物は遊摺部従児です。
原作20巻から内通者問題が本格化し、21巻では秋田書店の公式紹介でも「鬼にスパイがいた」と明記されています。
遊摺部はなぜ仲間を裏切ったのですか?
病気の妹・文乃を救うことが、桃太郎機関へ協力した直接の理由です。
ただし後に文乃はすでに亡くなっていたことが判明し、遊摺部の認識には桃際右京の能力が関係していたことが明らかになります。24巻では秋田書店も右京による遊摺部への「洗脳」と明記しています。
遊摺部の裏切りはアニメで最後まで見られますか?
2026年10月1日時点では、内通発覚から文乃の真相までをアニメだけで最後まで確認できる段階ではありません。
第二期「日光・華厳の滝編」は2026年10月2日から放送開始。DMM TVでは10月5日24時30分から見放題配信予定ですが、遊摺部をめぐる核心は原作20巻以降の内容です。