『カグラバチ』は2026年9月18日時点で完結しておらず、本当の最終回や結末はまだ描かれていません。現在確認できる最大の区切りは、第112話「未来」で迎えた第一部の終了です。
その第一部ラストでは、千鉱と座村が剣聖・曽我明無良を止め切れず、座村が自らの命を使って戦った末、千鉱は再び刀鍛冶の道へ向かいます。「復讐する剣士」だった千鉱が「どんな刀を作るのかを決める刀匠」へ変わったことが、現在の結末を理解する最大のポイントです。
この記事では未発表の最終回を確定情報のように扱わず、第112話までの第一部ラスト、第113話から始まった斉廷戦争編、2026年9月時点の最新状況をネタバレありで整理します。
『カグラバチ』の結末ネタバレは?最終回はまだ描かれていない
『カグラバチ』はまだ連載中です。最終回のラストシーン、千鉱の最終的な生死、妖刀をめぐる問題の決着はいずれも発表されていません。
集英社の作品公式サイトでは、2026年9月4日発売のコミックス12巻が最新刊として案内されています。12巻には第106話「宿縁」から第113話「石」までが収録され、第112話「未来」で第一部が終了、第113話から次の物語へ入っています。
海外公式配信のVIZでも、2026年9月6日に第131話が公開されています。つまり「第一部完」という表記は作品全体の完結ではなく、大きな章の一区切りです。
2026年9月14日発売の『週刊少年ジャンプ』42・43合併号では『カグラバチ』が休載しましたが、ジャンプ公式サイトにも休載であることが明記されています。次号は9月28日発売の44号です。
休載理由は作者・外薗健氏の急病と発表されました。ただし作品公式Xの告知を伝えた報道では、すでに快復しており、44号で続きを掲載する予定とされています。現時点で打ち切りや連載終了を示す発表はありません。
整理すると、現在地は次の4点です。
- 『カグラバチ』そのものは未完結
- 第一部は第112話「未来」で終了
- 第113話から斉廷戦争編へ移行
- 2026年9月6日時点の海外公式配信は第131話まで
検索時に最も混同しやすいのが「第一部完」と「最終回」です。
第112話は確かに主人公の生き方が変わる大きなラストですが、物語を終わらせる場面ではありません。むしろ、ここから「国重が残した妖刀を千鉱がどう扱うのか」という次の問題が始まっています。
『カグラバチ』第一部の最後は何話?第106話から第112話までの結末を整理
第一部の最後は第112話「未来」です。コミックス12巻に収録されています。
第一部終盤で中心になるのは、真打「勾罪」の契約者である剣聖・曽我明無良です。
第100話付近から剣聖と六平家の関係が前面に出始め、第106話以降では千鉱と剣聖が直接向き合う展開へ進みます。
集英社による12巻の公式あらすじでも、剣聖が幽の体を乗っ取り、千鉱と座村が2人で剣聖へ挑むものの大きな実力差があり、座村が致命傷を負う展開が示されています。
剣聖が特別なのは、単に戦闘能力が高いからではありません。
真打「勾罪」は六平国重が作った最高傑作で、作品公式サイトでも他の妖刀とは異なる「異質」な刀として説明されています。再び使用されないよう厳重に封印されていた妖刀です。
さらに第100話では、剣聖が斉廷戦争で「蠱」を起こし、小国の生命20万を奪ったことが説明されます。第107話では、20万の命を奪った力と「勾罪」の本領との関係がさらに掘り下げられました。
ここで物語の意味が序盤とは変わります。
第1話から千鉱が追ってきたのは、父・六平国重を殺し、6本の妖刀を奪った妖術師組織「毘灼」です。公式サイトでも、千鉱は父の仇を討ち、奪われた6本の妖刀を取り戻すため旅をしている人物と説明されています。
ところが第一部終盤では、「妖刀を取り戻せば解決する」という構図が崩れました。
妖刀は父の形見である一方、戦争では大量の命を奪った兵器でもあります。さらに最強の妖刀を握る剣聖自身が、千鉱と対立する存在として現れました。
千鉱に必要なのは、奪われた刀を集めることだけではありません。
「父が作った妖刀をこれからどうするのか」という判断まで、自分で背負う段階へ進んだことになります。
この変化こそ、第一部の結末を単なる「剣聖との敗北」で終わらせず読むべき理由です。
『カグラバチ』第一部ラストで座村は死亡?第111話・112話で何が起きた?
座村清市と剣聖の戦いが大きく動くのが第111話「頂」で、その結果を受けたエピローグが第112話「未来」です。どちらも12巻に収録されています。
第111話の戦いを経て、座村は自らの命を燃やす形で妖刀の力を使います。
第112話では戦闘から4日後が描かれ、千鉱はイヲリたちと合流。座村が自分の命を犠牲にして皆を救ったことを伝えます。
ただし、ここで注意したいのは「座村の物語が完全に終了した」とまでは言い切れない点です。
千鉱は、座村が通常の死に方をしたのではなく、飛宗の力によって自らを燃焼させたことに注目します。そして同じ仕組みを利用できれば、座村を戻せる可能性があると考えました。
確証がある復活ではなく、作中でも可能性として提示されている段階です。したがって現在の状態を説明するなら、「第112話で死亡が伝えられたが、復活につながる手段も提示された」とするのが最も正確です。
この違いは今後の物語にも関係します。
座村を戻すには飛宗そのものをどう扱うかという問題が生まれ、妖刀を「武器として使う」だけでは解決できなくなりました。
千鉱が刀匠として必要とされる理由が、ここで初めて戦闘以外の形ではっきりします。
剣が強ければ解決できる局面ではなく、妖刀の構造そのものに手を入れられる人間が必要になるからです。
『カグラバチ』第一部のラストシーンは?千鉱が刀匠へ戻る意味
第112話「未来」で最も重要なのは、剣聖との勝敗そのものよりラストです。
戦いの後、千鉱のもとには折れた淵天が戻ってきます。
千鉱はかつて国重と刀を打っていた場所へ向かい、刀匠としての格好に着替えます。作業台には折れた淵天などが並び、新しい刀を作るための構想が示されました。
そして千鉱は、自分が何のために、どのような刀を作るのかを考えながら鉄を打ち始めます。
その場面で「第一部―完―」となります。

ここは第1話との対応を見ると意味が分かりやすくなります。
物語開始時の千鉱は、もともと父と同じ刀匠を志していました。作品公式の紹介でも「刀匠を志す少年・六平千鉱」が父・国重のもとで修行していたことが最初の設定として明記されています。
ところが国重が殺されたことで、千鉱は淵天を手に復讐へ進みます。
第一部の最初と最後を並べると、変化はかなり明確です。
時点 千鉱の目的 妖刀との関係 千鉱の立場
第1話以前 父に並ぶ刀匠になる 父が作る刀を学ぶ 刀匠の弟子
復讐開始後 国重の仇を討ち妖刀を回収する 淵天を戦うために使う 妖刀の使い手
第112話 妖刀をどう作り直すか考える 妖刀そのものへ手を入れる 刀匠として再出発
筆者としては、この対比が『カグラバチ』第一部で最も重要な変化だと考えています。
少年漫画の復讐譚では、主人公が力を得て宿敵へ近づいていく構成が中心になりやすいところです。
『カグラバチ』の場合、第一部の終点で問われたのは「千鉱がどこまで強くなったか」だけではありません。
戦い続けた結果、千鉱自身が父の残した武器を評価し、壊し、作り直す立場へ移ったことのほうが大きい。
国重が作った妖刀を受け継ぐだけなら、千鉱は父の選択の延長線上にいます。
しかし自分で刀を作り直すなら、「父の正しさを受け継ぐ」のではなく「父の選択も含めて自分で判断する」ことになります。
第112話のラストが刀鍛冶の場面なのは、その違いを示すためだと読むことができます。
『カグラバチ』は第一部のあとどうなる?第113話から斉廷戦争編へ
第一部終了直後の第113話「石」から始まるのが、斉廷戦争を描く過去の物語です。第113話は12巻の最後にも収録されています。
現在の公式サイトでも登場人物を分類する章として「斉廷戦争編」が用意されており、作品がこの時代を独立した重要パートとして扱っていることが分かります。
ここで焦点になるのは、六平国重がなぜ妖刀を作ったのかという問題です。
第一部までの国重は、千鉱から見れば父であり、日本を救った刀匠として語られてきました。
しかし現在の千鉱が「妖刀をどうするのか」を決めるには、その妖刀が生まれた理由まで知らなければなりません。
斉廷戦争編へ移った意味はここにあります。
千鉱の現在の物語を一時停止して過去を説明しているのではなく、第一部で生まれた問いに答えるため、原因までさかのぼっているわけです。
妖刀はなぜ必要だったのか。
真打「勾罪」はなぜ他の妖刀と異なるのか。
剣聖はなぜ20万人もの生命を奪ったのか。
戦争を終わらせた「英雄」という評価と、その裏で起きた出来事をどう両立して考えるべきなのか。
これらが整理されなければ、千鉱が妖刀を残すのか、壊すのか、作り直すのかという現在の判断にも答えを出せません。
筆者としては、斉廷戦争編は最終回を遠ざける寄り道ではなく、最終回で千鉱に判断させる材料をそろえる章と見るのが自然だと考えています。
第一部では「父の仇をどうするか」が中心でした。
第二段階では、「父が残したものをどうするか」に問題が変わっています。
復讐相手だけを追い続ける物語から、前世代の判断を次世代がどう引き受けるかという物語へ広がったことが、『カグラバチ』の現在地です。
『カグラバチ』最終回の結末はどうなる?確定情報と考察を分けて見る
最終回について公式な結末は発表されていません。
そのため、「剣聖がラスボスになる」「千鉱が最後に死亡する」「すべての妖刀が破壊される」といった展開をネタバレ情報として断定することはできません。
ただし、第一部までに提示された問題から、最終的に答えが必要な論点は見えてきます。
一つ目は妖刀の処遇です。
国重が作った妖刀は国家の命運を左右する力を持ち、公式サイトでも真打は最高傑作でありながら再使用を防ぐため厳重に封印されていたと説明されています。
単に「正しい人が持てばよい」で終われる力として描かれていません。
二つ目は、国重を千鉱がどう評価するかです。
千鉱にとって国重は尊敬する父ですが、物語が斉廷戦争までさかのぼった以上、父の行動も無条件に正しかったという前提では読めなくなっています。
三つ目が千鉱自身の役割です。
第112話で千鉱は、父から受け取った淵天を振るうだけの立場から、自分で刀を考えて作る側へ戻りました。
私はここが最終回を考えるうえで最も重要だと思います。
序盤のままなら、物語の終点は「毘灼を倒して父の仇を討つ」でも成立しました。
しかし現在は、それだけでは妖刀も剣聖も斉廷戦争も解決しません。
最終的に必要になるのは、父が残した妖刀を千鉱がどう再定義するのかという答えでしょう。
残すのか、壊すのか。
別の刀へ作り直すのか。
国重と同じ刀匠になるのか、それとも国重とは違う刀匠になるのか。
どの結末になるかは未発表です。
ただ、第1話で「刀匠を志す少年」として始まり、第112話で再び刀を打つ場面へ戻った構成を見る限り、千鉱の最後の選択に刀匠としての立場が関わると考える根拠は十分あります。
「最後に誰を斬るか」だけでなく、「最後にどんな刀を残すか」を見る。
これが、第一部終了後の『カグラバチ』を追ううえで新たに重要になった視点です。
2026年9月時点では物語は第131話まで進んでおり、最終回には到達していません。最新12巻は2026年9月4日に発売済みです。
また、TVアニメ版は2027年4月に放送開始予定で、制作はCypic、監督は竹内哲也、六平千鉱役は木村太飛と公式発表されています。
『カグラバチ』の現在の結末を一言で整理するなら、「剣聖との戦いに敗れて終わった」のではありません。
第112話で第一部が終わり、千鉱は復讐のために父の刀を使う少年から、自分で妖刀の未来を決める刀匠へ踏み出しました。
その答えを出すために、第113話以降では斉廷戦争へさかのぼり、国重と妖刀の原点が描かれています。
本当の最終回はまだ先です。
だからこそ今は、「誰が最後の敵なのか」だけでなく、千鉱が父から受け継いだ妖刀にどんな答えを出すのかが、結末へ向かう最大の注目点になります。
よくある質問|『カグラバチ』の結末・最終回ネタバレ
『カグラバチ』は2026年9月現在もう完結していますか?
完結していません。
2026年9月6日に海外公式配信VIZで第131話が公開されており、9月14日発売の『週刊少年ジャンプ』42・43合併号は休載でした。次回は9月28日発売の44号に掲載予定と案内されています。
『カグラバチ』第一部は何話で終わりましたか?
第112話「未来」で第一部が終了しました。
コミックス12巻には第106話から第113話までが収録されており、第112話で第一部が完結、第113話「石」から斉廷戦争編へ移っています。
『カグラバチ』第一部ラストで千鉱はどうなりましたか?
千鉱は剣聖との戦いを生き延び、折れた淵天を前に再び刀鍛冶へ向き合います。
第112話では、刀匠として道具を準備し、自分がどんな刀を作るべきなのかを考えながら鉄を打ち始める場面で第一部が終わります。
最終回そのものではありませんが、第1話で刀匠を志していた千鉱が、自分の意思で再び刀を作る側へ戻った重要なラストです。